意外と知らない事実!貯蓄と貯金の違いについて
皆さんは【貯蓄】と【貯金】の違いを正確に説明する事が出来ますか?
ほとんど同じなのでは?と思っている人も多いかと思います。
でも実は全然違うものなんですよね。
その違いを正確に知っておかないと、自分に向いているのはどちらなのかを把握出来ません。
今回は【貯蓄】と【貯金】の違いについて、詳しく説明していこうと思います^^
目次
貯蓄の意味や定義について
まずは貯蓄について説明していきましょう!
貯蓄とは
貯蓄を一言で表すと、【金融資産全体を指す言葉】になります。
お金を貯める方法は様々ですし、人によっても異なります。
銀行に預けて預金している人もいれば投資信託を積み立てで購入している人もいますし、人それぞれ自分なりの方法でお金を貯めているかと思います。
つまり貯蓄とは、【増やす事を目的とした金融資産全体】が当てはまるのです。
金利等で僅かでも資産がプラスになるのであれば、それは貯蓄に当たります。
貯蓄の種類は?
貯蓄には様々な種類があります。
・定期預金
・外貨預金
・投資信託
・個人年金
・日本国債
・保険
・株式
・不動産
・個人型確定拠出年金
等、あまり馴染みのないものもあるかもしれませんが、どれも貯蓄にあたるものです。
株式や保険等はお金を生み出す手段ではありませんが、売却や解約する事で現金化する事が出来るので、お金を増やす為の多様な選択肢の一つとして「貯蓄」に分類されます。
不動産や投資信託等の金融商品は、大きく資産を増やす事が出来ます。
けれどその代わり、元本割れのリスクがあるのも事実です。
種類によってリスクは変わってくるので、そのリスクを把握した上でどれを選ぶかが重要になってきます。
ちなみにですが、大きく区分すると【貯金も貯蓄の1種】となるようです。
貯金の意味や定義について
では次に、貯金について詳しく説明していきましょう!
貯金とは
貯金の意味は幅広いので、【お金を貯める事全般】が貯金に当てはまります。
・500円玉貯金
・タンス貯金
等、自宅でただただお金を貯める事も貯金になりますし、
・ゆうちょ銀行
・農協(JA)
・漁協(JF)
等で預金する事も貯金になります。
上記を見てもらえればわかると思いますが、どれもすぐに現金として使えますよね?
これが貯金の定義になります。
現金のまま貯めておく事も口座に預金しておく事も、どちらもすぐに現金として使えるので、全て貯金に当てはまります。
貯金と預金の違いは?
よく勘違いされやすいものは、「貯金」と「預金」です。
現金を貯めるという意味ではどちらも違いありません。
では貯金と預金の以外は何なのか?
それは【どこに預けるかによって呼び方が変わる】というのが正確な違いになります。
預金とは字の如く【金融機関にお金を預ける事】を意味します。
・銀行
・信用金庫
・信用組合
・労働金庫
に現金を預けた場合は預金になります。
けれど先程も上記で挙げた
・ゆうちょ銀行
・農協(JA)
・漁協(JF)
は貯金の名称で扱っていますので、預金とは呼ばれません。
預金の場合は、預金保険制度の加盟金融機関に預金すると自動的に保険契約が成立します。
なので万が一預けている金融機関が倒産または破綻したとしても、預金保険制度の適応により、「1金融機関1預金者あたりの元本1000万円、その利息等」が保護されます。
これは預金の大きな特徴になりますね。
どちらの方がお金を貯めやすい?
これだけお金を貯める方法があると、自分にはどのような方法が合うのかわからなくなってしまうかもしれません。
「わからないから預金でいいや」という人も結構いるかと思いますが、わかりやすく分類して説明していきますので、自分に向いてるお金の貯め方を見つけ出してみてください^^
元本割れがない【貯金】
貯金は最もリスクの少ないお金の貯め方になります。
貯めていた分を下回る事がまずないので、リスクを最も恐れるという人には向いているでしょう。
自宅で貯金をしていた場合、盗難等で被害に遭う事も考えられますが、金融機関に預けておけば預金保険制度が適応されますので、1,000万とその金利は保証されます。
金融機関の金利はとても低いので資産を増やす目的であれば向きませんが、「資産を守る」と考える人には向いていると思います。
手軽に始めたいのであれば【定期預金】
銀行や信用金庫等で取り扱いのある定期預金は、決められた期間まで預金を続けた場合、当初約束してあった金利が支払われるという原理になっています。
もしその前に解約してしまった場合は、約束の金利以下の利息が支払われる事になります。
定期預金は元本が保証されていますし、預け入れた分は必ず返ってきます。
仕組みもわかりやすいので、初めての方でも気軽に始める事が出来るでしょう。
しかし定期預金にもデメリットがあり、先程も言いましたが期間前に解約すると支払われる金利は低くなります。
その他にも金利が固定されているので、例えその期間に金利が上がったとしても上昇分を受ける事は出来ません。
そして実際の所、普通預金と定期預金の金利が変わらないという所が多いので、そこまでメリットに感じないという人もいます。
なので、「意志が弱くてすぐに引き出ししてしまう」という人には定期預金の方がいいかもしれませんね。
積み立て以上のリターンに期待するなら【貯蓄型保険】
保険には様々な種類があり、掛け捨ての場合は保険が満期になってもお金は戻って来ません。
けれど貯蓄型保険の場合は、決められた額の保険金が返ってくるという仕組みになっています。
勿論これも保険なので、期間中に該当の症状になった場合、保険金が支給されます。
そして満期になると【満期保険金】を貰えるのです。
貯蓄型保険は掛け捨てにならず、満期には決められた金額が支給されるので、計画が立てやすくなっています。
けれどこれにもデメリットがあり、受け取れる金額は積み立てた金額よりも少なくなっていますし、もし途中で解約した場合は戻ってくる金額が掛け金以下になります。
それでも本来の目的以上のメリットを感じる事が出来るのが貯蓄型保険の魅力です。
種類としては、主に
・終身保険
・養老保険
・学資保険
・個人年金保険
・変額保険
・外貨建て保険
等があります。
自分に向いている方法を見つけて老後も安心!
上記で紹介したもの以外にもたくさんの方法でお金を貯めたり増やしたりする事が出来ます。
今回紹介したのはあくまでも初めての方向けの方法で、「貯金が苦手」という方や「ローリスクなものが良い」という人向けのものになっています。
「もっと大きく資産を増やしたい!」と思う方は、もっと深く調べてみるといいでしょう!
老後に必要な金額は、生活レベルによって異なるので一概に「この金額が必要!」とは言えません。
今は「80歳まで生きる」と想定して2,000万円の貯金が必要だと言われていますが、自分達が老後を迎える頃にはもっと長生きの時代になっているかもしれません。
それにその頃は年金が貰えるのかどうかも定かではありませんよね?
更に経済状況もどうなっているのか全く想像も出来ませんので、そうなると2,000万円では足りないと言われてしまう事でしょう。
どうなるかがわからないからこそ、少しでも早くから貯金する方が負担にならないと思います。
後から慌てても、自分が苦しむだけですからね。
これから先の人生、何があるかわからないからこそ、このような形で大事なお金を守っていく必要があります。
皆さんも安心した老後を過ごす為にも、少しでも多くの貯金を増やしていきましょう!
LINEで副業に関する相談やお悩み、ご意見も承っていますので、何か気になる事がありましたらお気軽にご連絡ください^^