貯蓄にはどんな種類があるのか?おすすめの方法をまとめてみました
一言で貯蓄と言っても、どこまでが貯蓄なのかが判断しにくいと言う人もいるでしょう。
貯金とは違って貯蓄方法は様々あるので、「これも貯蓄なの?」と思うものもあります。
その一つとして挙げられるのが「貯金」も「貯蓄」の一つと言う事です。
「貯蓄と貯金は同じ」だと思っている方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
貯蓄方法の一つとして貯金というものがあります。
このように勘違いも起こしやすいものなので、今回は皆さんにもわかりやすいようにまとめてみました!
目次
貯蓄は3つに分類出来る
貯蓄は大まかに3つに分ける事が出来ます。
時間軸で分けると、自分がどれに向いているのか、またはどの貯蓄をやるべきなのかが明確になってきます。
ではその3つの分類を見てみましょう!
短期の貯蓄
まず一つ目は、【短期の貯蓄】です。
短期と言ってもどれくらいなのか?と思ってしまいますよね、時間の感じ方や大まかな基準は人それぞれですし。
人によっては3年以内を短期と定める事もありますし、10年以内を短期としているところもあります。
なのでここでは5年以内の貯蓄を【短期の貯蓄】としましょう。
5年以内を目標とする場合、目的は大体
・家具の買い替え
・旅行代
・子供の教育費
・引っ越し費用
等が目的となる事が多いです。
ではこの場合、どのような方法で貯蓄をするべきなのか。
短期の貯蓄の場合は、金融商品ではなく銀行貯金がベストかと思います。
その理由は、【元本欠損リスク】を避ける為です。
短期であれば相場変動で元本割れ等が起こってしまったら、取り返す事が難しいからです。
いざ使おうと思った時にマイナスになっては意味がありませんからね。
だったら確実に元本を守るものとして、銀行貯金がベストという事になります。
日本国債も元本は守られますが、定められた期間内は引き出す事が出来ないので、目的によっては合わないと思います。
ですから短期の貯蓄の場合は、銀行貯金で元本を守りつつ蓄えを増やしていきましょう!
中期の貯蓄
二つ目は【中期の貯蓄】になります。
中期の目安は、大体5~10年と言ったところでしょう。
10年以内を目標とする場合、目的は大体
・子供の大学資金
・住宅ローンの繰り上げ返済資金
・車の購入資金、買い替え費用
・妊娠、出産費用
・結婚準備金
・住宅購入の頭金
等が目的となる事が多いです。
やはりこの辺からは、相当大きな額を必要としてくる目的ばかりですね。
では中期の貯蓄の場合、どのような方法で貯蓄をするべきなのか。
この辺りからは金融商品が良いでしょう。
特に中期の場合は、投資信託をおすすめします。
投資信託の中でも【積立NISA】は、年額40万投資期間20年以内であれば、利益が出ても非課税なんです!
これは大きなメリットですよね。
他の投資信託でも、利益が出た分に対してだけ課税されますので、損する事はないので安心していいでしょう。
何故この辺りで金融商品を利用していくのかというと、「プラスになる可能性を逃すデメリット」を避ける為です。
確かに銀行貯金であればマイナスになる事はありません。
しかし、増える事もありません。
それがデメリットになるんです!
時間が過ぎてから「あの時金融商品を使っていればもっと増やせたのに…」と思っても遅いんですよ。
時間だけは絶対に戻す事が出来ませんからね。
その中でも投資信託の場合は、課税の面で負担になりにくいので中期の貯蓄にはベストだと思います。
長期の貯蓄
三つ目は【長期の貯蓄】になります。
長期の目安は、10年以上のものを指します。
10年以上を目標とする場合、目的は大体
・老後の為の資金
・子供の学資資金(大学進学費等)
・万が一に備えて
が大半の目的になります。
長期は将来を見据えてという目的になるので、この目的に集中するのでしょう。
では長期の貯蓄の場合、どのような方法で貯蓄をするべきなのか。
長期の場合は【iDeCo】や【確定拠出型年金】がベストだと思います。
これらは運用益が非課税ですし、受け取る際も減税措置があるのでおすすめです。
この2つはどちらも投資信託なので、運用期間が長くなればなる程プラスになる事が期待されます。
ただここで注意すべき点が一つあります。
それは「元本保障型」は選択してはいけないという事。
「元本が保障されるならお得じゃない?」と思うかもしれませんが、そこが落とし穴になります。
元本保障型を選んでしまうと、「運用益が非課税」という大きなメリットが受けられなくなってしまうからです。
はっきり言って、非課税の方がどう考えてもメリットなので間違えた選択はしないでください。
そもそも長期で運用する目的なので、元本割れを心配する必要はありません。
そこに気を付けていれば、とても良い貯蓄方法になるはずです。
おすすめの貯蓄方法ランキング!
その人の条件によっておすすめは異なりますが、その中でも一般的におすすめと言われている貯蓄方法をランキング形式で紹介していきます^^
参考になると思うので、是非こちらもご覧ください!
1位:積み立てNISA
投資信託の一つで、運用益や売却益等が非課税に出来るのが積み立てNISAの大きな特徴です。
本来であれば約20%の税金がかかってきますが、これなら一定額まで非課税にする事が出来るので、少しでも多く貯蓄に回す事が出来ます。
非課税の条件は、年間40万までで合計800万円までとされています。
月3万3,333円が上限になっているので、コツコツ積み立てる事が出来ます。
ただ注意として、積み立てNISAも投資商品なので元本割れのリスクがある事はあります。
ですが長期運用を目的としているのであれば、プラスになる確率の方が大きくなるのでそこまで心配する必要はないと思います。
2位:iDeCo
iDeCoは私的年金制度の一つであり、公的年金とは異なります。
私的なので加入は任意となり、公的年金にプラスして貰える年金と考えるとわかりやすいかと思います。
ただし掛金の拠出だったり運用等は全てセルフです。
なので自信がない方にはおすすめ出来ません。
iDeCoのメリットと言えば、掛金が所得から全額控除されるところでしょう。
拠出金の上限は職業によりけりなので一概には言えませんが、最大で6万8千円となっています。
こちらも元本割れのリスクがありますし、掛金での運用なので60歳まではお得な感じは一切しないと思います。
本当に「老後の為」だけの貯蓄方法と考えたらプラスですけどね。
3位:投資による資産運用
ここは括りが大きくなってしまいますが、投資による資産運用も貯蓄向きです。
とは言え種類が多いのでわかりにくいかもしれませんが
・投資信託
・株式投資
・不動産投資
・債券投資
・外貨預金
・先物取引
等が当てはまります。
資産運用は商品によってリスクもリターンも大きさが異なってくるので説明しにくいところはありますが、目的や期間を明確にすると選びやすくなると思います。
種類も豊富なので、自分に合う方法が必ずあるはずです。
ただどれも元本保証はないので、一つだけに絞るよりも、分散投資の方がリスクは減らせると思います。
ちなみに1位と2位の積み立てNISAやiDeCo資産運用に当てはまります。
初めての場合はこの二つのような国の制度を利用した方が安心に繋がると思います。
そこから徐々に幅を広げていく事で、貯蓄もどんどん増やす事が出来るでしょう。
4位:貯蓄型保険
貯蓄型保険はその名の通り、貯蓄も出来る保険になっています。
万が一に備えつつ貯蓄が出来るので、安心は大きいですよね。
満期や解約時には、満期保険金や解約返戻金を受け取れるので、保険料が無駄にならない所も大きなメリットに感じます。
死亡保険だけでなく、介護保険や学資保険等、様々な保険商品が販売されているので、自分に合う保険を選択する事が出来るはずです。
ただ短期で解約してしまうとマイナスになる可能性もあるので、そこは注意が必要となります。
5位:定期預金
定期預金は予め期間を決めて利用する預金になります。
1年から選択する事が出来るので、お試しに始めるには最適でしょう。
基本的に満期まで預金を引き出す事が出来ないので、普通預金よりは金利が高くなっていますし、何よりも貯金が苦手な人には最適だと思います。
定期預金の場合は元本保証があるので、リスクなしで貯蓄額を増やす事が出来るのも良いですよね。
預け入れの金額も自分で設定出来るので、無理なく貯蓄する事が出来ます。
他の投資商よりは貯蓄が増えにくいですけど、確実性は断トツでしょう。
一応中途解約も出来ますが、その場合はどうしても普通預金と同じ金利になってしまうので、出来るだけ中途解約は避けた方が良いと思います。
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